PTSDの診断基準
PTSDの診断基準を設けている機関は数多くありますが、精神医療の現場で最も広く使われるのは全米精神医学会のものと、WHO(世界保健機関)のものです。
このほか、各医療機関が独自に設けている診断基準はあるかもしれませんが、世界的に広く知られている診断基準を用いるほうが、ほかの人にもわかりやすいというメリットはあると思います。
ここでは、全米精神医学会の診断基準「DSM」の中から「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」と「ASD(急性ストレス障害)」の診断基準を用意しましたので参照してください。
→ PTSDの診断基準
→ ASDの診断基準
それぞれA4サイズ1枚にまとめてあるのでプリントアウトして使うことができます。
各ファイルは、PDFファイルになっています。
「Adobe Reader」をインストールすることで閲覧できます。
前述通り、現時点では、DSMの中に「C-PTSD(複雑性PTSD)」単独の診断基準は設けられておらず、C-PTSDはPTSDの診断基準に含まれています。
もし自分がPTSDかもしれない、或いはそれに類する症状があって不安だ、と思っている方がいれば、一度このような診断基準を元に、自分の症状を把握してみるのもいいかと思います。
但し、これらはあくまで「診断基準」であり、個人で確定診断を下すようなものではありません。
もしPTSD診断基準に多く該当する、ということがあれば、速やかに医療機関を受診してください。
個人の思い込みで克服できる問題ではないので充分に注意しましょう。