ストレスについて学ぶ
まず、私たちは予期しえぬトラウマ体験に対して、何一つ対策を講じることはできません。
つまり、PTSDには予防策がないのです。
しかし、私たちは普段から軽いストレスを感じていて、その中で自分がどんなタイプのストレスに対して弱いのか、じっくり考えることはできます。
普段のストレス対策がしっかりしていれば、PTSDによるストレス症状を軽減させることは可能です。
具体的には、
- PTSDとストレスについて学んでおく
- 実生活の自分のストレスについて考えてみる
- どこでもリラクゼーションができる手段を知っておく(例:瞑想、ヨガなど)
などが今からできることです。
まず、ストレスやトラウマについて学ぶことは、PTSDのダメージを最小限に抑えるために非常に重要です。
私たちは普段ストレスを感じていても、それに対してきちんと向き合うことはないのではないかと思います。
しかし、ここで改めてストレスの実態を知り、自分が抱えるストレスについて十分に考えてみてはいかがでしょうか。
また、PTSDについてまとめておくと、いざ自分がトラウマ体験をしても、「PTSDというものがある」という知識で対応が早くなります。
自分がPTSDを発症しているかどうかがわかると、その治療を客観的な姿勢から始めることが可能になるでしょう。
普段のストレスから何かを学ぶということが、実はPTSD予防には最も大切なのかもしれません。