いじめ・レイプなどによる原因
いじめやレイプは、他人から与えられる苦痛の中でも、最もPTSDとして残りやすい体験だと思います。
強姦事件の被害者が救済されるようになったのは80年代からですが、それ以前にも、世界のいたるところで強姦事件によって苦しむ人々はいました。
昨今は特にいじめによる自殺事件の多くが明らかにされ、問題視されています。
レイプの場合、被害者は男の力に屈するばかりでなく、女性として大切なプライドを大いに傷つけられます。
また、強姦は暴力ですから、その肉体とプライドの両方が危機にさらされます。
最も大きな問題は、レイプ被害者は自分が男性によって犯されたことを「恥ずかしい」と思い、なかなか周囲に相談できず、一人で苦しみを抱える傾向にあることでしょう。
いじめの場合は、幼少期や思春期の不安定な心を一層不安定にします。
いじめには種々がありますが、
- 肉体的暴力
- 言葉による暴力(汚い、死ねなどと言われ続ける)
- いたずらや嫌がらせ(物を隠されるなど)
などが挙げられます。
学校の友達という最も身近な人たちからそのような屈辱を受けると、友情や愛情の問題にその後、大きな問題を残すでしょう。
思春期の子たちは特に、親などの身近な人に話したがらない、また報復を恐れて誰にも話すことができない、などの問題があり、レイプ被害者同様に自分ひとりで問題を抱え込むケースが多いのが問題を深刻化させています。